ひとりお上りさん状態
必死で詰め込んだバックを背負い、説明通りに空港で荷物を預けると集合場所では数名の同じツアーの参加者が待っていました。若いご夫婦、友達同士、一人旅、行き帰りはこの人たちと一緒のフライトになるのでしょう。一応胸にはツアーのバッチをつけてツアー担当の方の話しを聞きました。いくつかの注意事項を受けた後、時間になったら出国手続きをして飛行機に乗るようにとの事です。この先はひとりぼっちなのかもしれません。海外旅行も初めてなら国際線の飛行機もはじめて、成田空港だって初めてなのですから、偉そうなことを言っても完璧なお上りさん状態だったのです。ただ、ツアーに私と同じように一人旅の人が何組か存在していたのは心強かったです。その人たちが初めてかどうかは分かりませんけれど。
ドイツのフランクフルト空港に付くとフリーの状態になります。宿までは自分でバスを使うなり手段を考えていいどうしなくてはなりません。私は同じツアーの方達と一緒にと手っ取り早くタクシーを利用する事にしました。安心に安全に、初日からのパニックは避けなくてはなりませんでしたので、安易な考えでしたがホテルまで送り届けてもらいました。
翌日からは一人旅です。時刻表を片手にバスを利用して目的地を目指したのですが。乗るバスを間違えてしまったようです。いつまでたっても下りない私に運転手さんがどこに行くのか聞いてくれました。時刻表を見せ、「この駅でこの電車に乗りたいのです」とあまり上手ではありませんでしたが英語で話すと、終点まで連れて行き別のバスに乗る事をすすめてくれました。そして、次のバスの運転手さんに下りる場所を告げてくれたのです。こうして乗る予定の電車には乗り遅れてしまいましたが無事に電車には乗る事ができました。
こんな事から始まった初めてのドイツ旅行の珍道中は行く先々で起こりました。そして、その度に優しく接して下さったドイツ人皆さんのおかげで無事に帰り着きました。
色々な人の力を借りて終わった一人旅は危険な魅力のあるものでした。